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セミナーでの話し方

講座表題

無事にセミナーが終わりましたが、その中で気を付けていたことを
書き留めてみたいと思います。

 

話し方

普段、早口な方なのでかなりゆっくり、かみしめるように話します。
漢字を含めて、30文字を6秒かけて話すのが理想的です。
「本日の講座は遺言についてです。この資料をご覧の上お聞きください。」
これを6秒かけて読むと、かなりゆっくりに感じると思います。

おそらく緊張していると、自分が思っているよりも早口になります。
ですので、緊張しているときほどゆっくり話すことを心がけることです。
抑揚も大切ですが、かみしめるようにゆっくり話すことが第一になります。

それに伴い、「間」も大切にしています。
資料を読みながら進めるセミナーであっても、ただ「読む」のではなく、
語りかけるように話します。
列挙している項目を話すときは、項目ごとに十分な間をあけます。
これは聞く側が、その項目の内容を頭で理解する時間を与えるためです。

そして「間」を開けることによって、聞く側が、「どうしたんだろう?」と
話す側に注目するきっかけにもなります。

どうしても話す側は沈黙が不安になりますが、聞く側にとってはこの沈黙も大切なのです。

話す人

身振り手振り

ゆっくり話すためにも、身振り手振りを入れます。
これを入れることによって、早口になるのを避ける目的もあります。
身振り手振りを入れると、聞く側が話す側に注目することになります。

また、身振り手振りは非言語コミュニケーションと言われます。
これは、自分の現在の心理状態が、動きを通じて相手にわかってしまうからです。
ですので、この動作が大きいと、聞く側にとっては、話す側に自信があるように見えます。
内心は緊張していても、それを聞く側に悟られることなく話すことが必要です。
セミナーでは、話し手から不安や自信のなさを感じ取ってしまうと、
聞く側は講師として見られなくなってしまいます。
そうすると、せっかくセミナーを開いても説得力のないものになってしまいます。
これではもったいない。

なので、緊張のあまり突っ立って話すよりは、身振り手振りをとりいれて
自信があるように、話したいと心がけています。

身振り手振りにはポイントが3つあります。
まずは「指」。ポイントを3つ話すのなら、指を3本立てる。
そして「手」。聞く側に手を差し伸べるなどして、当事者意識をもってもらいます。
最後は「腕」。「右手側」と「左手側」で比較対象を作り、話をわかりやすくもっていきます。

ボディランゲージ

 

 

なんといっても目を見ること

セミナーをするからには、説得力をもたせたいもの。
となると、聞く側の目を見て話します。
どこか遠くを見ながらずっとしゃべっていては、聞く側からしたら
「誰に話しているんだろう?」と説得力がかけてしまいます。
聞く側、ひとりひとりの目を見ながら、話しかけるように、
思わず聞き手がうなづくように話していきます。

もちろん、最初は照れくさかったり、さらに緊張を増幅させますが、
それでも目を見て話すことが一番大事なのです。

「目は語る」です。実際話をしていること以上のものを、
聞く側に伝えられるよう、心がけましょう。

 

抑揚

文章を読み語っているような話し方では、眠くなってしまいます。
お経を聴いているかのようです。
声の大きさ、話す速さ、間の取り方、いろいろ取り入れて抑揚をつけましょう。
聞く側が、眠くなっていそうだなと感じたら、話すのを止めてみます。
そうすると聞く側は「ん?」となって、思わず話す側の顔を見ます。
(ほぼ寝ている場合は、そのまま寝てしまうでしょうが)
通販番組や、実演販売などの売り子さんをイメージすると、抑揚の付け方がわかりやすいかもしれません。

 

例え話

理論的、専門的な話をする場合、例え話をすることで相手にわかりやすく伝わります。
もちろん、聞く側が複数人いる場合が多いので、誰でも共感できる例えであることが大切です。
アドリブができるくらい話しなれてくると、少しおもしろい例えを即興でいれることもできるようになるでしょう。
しかし、下手にアドリブをして、誰も共感できない例えをしてしまわないために
しっかり準備をしていきます。

 

時間配分

これは練習して慣れるしかありません。
何度も話して、それを録音しておき、必ず聞いて修正していくこと。
自分の声を聞くのは苦手だな、という人もいるかもしれません。
ですが、話す練習だけではなく、それを聞いて振り返ることが大切です。
練習するなら、必ずここまでやりましょう。

 

一番大切なこと

行うセミナーが「なんのために」「誰に」「何を伝えて」「どうなってほしいのか」を
明確にすることです。
話す目的が相手に伝わらないと、話し終わったときに何の印象にも残りません。
おおまかな骨組みを作り、それにそって肉付けをして話す内容を詰めていく。
そうするとセミナーの目的が迷子にならずにすみます。

私は、以上のことを心がけて、セミナーをするようにしています。

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