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車庫証明の申請代行について①(小岩警察へ)

行政書士の車庫証明

さて、車庫証明書とはよく聞きますが、
正式名称は、
「自動車保管場所証明書」
と言います。

その名のとおり、自動車の保管場所があることを証明する書類です。
自動車を購入し、ご自身の車として登録する(ナンバーを取得する)際に必要で、
新車・中古車どちらでも必要です。

 

適用除外地域

使用者の住居又は事業所の所在地により、
自動車保管場所証明の必要がない地域があります。

東京都だと、
桧原村、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、青ヶ島村、小笠原村

軽自動車であれば適用除外という地域が
福生市、武蔵村山市、羽村市、あきる野市、瑞穂町、日の出町、
奥多摩町、大島町、八丈島町、桧原村、利島村、新島村、
神津島村、三宅村、御蔵島村、青ヶ島村、小笠原村

どちらにせよ、自動車を購入するには
23区は必ず車庫証明書が必要です。

 

申請書の提出先

車庫証明書の申請は、警察署に対して行います。
住んでいる場所ではなく、車両を停める駐車場の住所によって
申請書を提出する警察署がどこか決まります。
近くの警察署だったらどこでもいい、というわけではないのです。
ですから、行政書士に車庫証明申請代行業務が発生するのです。

「この駐車場の住所だと、どこの警察署へ申請すればよいのか?」
警視庁だと、こちらのサイトが検索しやすそうです。

 

警察署への提出書類

①自動車保管場所証明申請書

②保管場所標章交付申請書

複写ですので、同じ項目を書くことになります。
車庫証明をとりたい車両の情報は、
車検証に載っています。
基本は依頼をしてくるディーラーさんなどが
記載して送ってくれます。

「車名」
車のメーカー(トヨタ、日産など)

「型式」
自動車の車種やモデルを分類するために
アルファベットと数字の組み合わせで付される識別記号
同じ車種やモデルなら、同じ番号が使われます。

「車台番号」
車両の製造者からの届け出を受けて、
国土交通省が付与する、車両一台ずつに割り当てられた個別の識別番号です。
番号は車両1台につき1つで、
同じ番号が別の車両に割り当てられることはありません。

「自動車の使用の本拠の位置」
個人の住所、または法人の住所です。
法人の場合は本社ではなく、実際に営業を行う事業所の
所在地を記載します。

「自動車の保管場所の位置」
車両を停める場所の住所です。
※上記の2か所の位置は
直線距離で2km以内でないといけません。

「申請者」
警察署窓口に書類を提出する人ではなく、
自動車の使用者となっている人のことを記載します。
ざっくりいうと、車屋さんで車を買ったお客様のことです。

 

③保管場所の所在図・配置図

「所在図」
自宅と、車を停める場所の位置関係がわかる地図を載せます。
Googleマップで作成してもよいと思います。

駅などの目標となる建物が載っていたり、
自宅と車を停める場所の直線距離が、どのくらいの記載もします。

「配置図」
具体的に車を停める場所の記載です。
道幅、出入口の幅、停める位置の奥行と幅のサイズ、
また高さ制限がある場合は、高さの記載をします。
賃貸駐車場ではどの位置に停めるのか、わかるようにします。

 

④保管場所の使用権原を疎明する書類

自分の土地に停めるのか、賃貸した場所に停めるのかで
以下どちらかの書類を提出することになります。

★自分の土地↓

④-1保管場所使用権原疎明書面(自認書)

使用者(申請者)の住所と名前を記入します。

★賃貸↓

④-2保管場所使用承諾証明書

「保管場所の位置」
駐車場の住所です。

「保管場所の使用者」
基本、①②の申請者の欄と同じ内容になります。

「保管場所の契約者」
同上の場合が多いです。

「使用期間」
通常は駐車場の契約期間と一致します。

「駐車場の所有者又は管理委託者」
賃貸駐車場の貸主になります。

 

⑤使用の本拠の位置が確認できるもの

例えば、電気・ガス等の公共料金の領収書、
消印のある郵便物、運転免許証、自動車検査証(軽自動車に限る)等、
居住又は営業所等が確認できるものです。

通常、ディーラーからは印鑑登録証明書のコピーが
送られてくることが多いです。

 

書類の作成

基本、お客様は書類が完成した状態で
送ってくださいます。
行政書士は、書類を提出し証明書を受け取り、お客様に送付するだけです。
書類の作成も行政書士がする場合は、
別途報酬をいただくことが多いようです。

 

警察署へ行く回数

警察署へは、申請書を提出するときに1回、
証明書を受け取りに行くために1回。
合計2回行く必要があります。
(軽自動車の場合は1回きり)
1回目から2回目の警察署への往訪は、
だいたい1週間以内です。(警察署による)
1回目申請書を提出した際に、
2回目の証明書の交付日を教えてくれます。
というか、「手数料のお知らせ」という
引換券のようなものに記載されています。

今回は書類に不備もなく、スムーズに手続きが終わりました。
時間にして、30分もかかっていません。
私は、月曜日の午前中に警察署に行ったのですが、
特に込み合ってはいないようでした。
車庫証明手続きは次にも続きます。

 

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