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7.282026
OSSを使ってみたいけど踏み出せない人へ①|紙申請との違いを解説

OSSを使ってみたいがなかなか機会が訪れなかった日々

OSSとは自動車保有関係手続きのワンストップサービスです。
ずっと利用してみたいと思っていたのですが、大体中古車屋さんからご依頼がある場合は「○日までに出張封印をお願いしたい。」「○日にはお客さんが車両を取りに来る。」というように急ぎの場合が多いのです。
ですからじっくりOSSに向き合う時間がなかったのです。
いえ、向き合う時間はあったかもしれませんが、新車検証が交付されるまでの日程のめどがわからず、急ぎの案件では使えなかったのです。
OSSと普段の紙申請では具体的になにが違うのか、そのあたりもぼんやりとしかわかっておらず、なおさら手が出せませんでした。
「AINAS(アイナス)」というシステムもあることは知っており、これとOSSの関係性もわからなかったんです。
OSSをやるためには必要なのかどうなのか。
こちらも申し込みがいるらしいし…
AINASについては改めて解説しますが、OSS申請をする上で必ずしも必要なものではありません。
ただOSS申請が楽になるというものです。
同じようにOSSを使ってみたいけれど、なんとなく使う機会がもてていないという人のために、解説してみたいと思います。
今回は「車庫証明の申請+所有権留保はなく希望ナンバーありの単純な移転登録」を例にお伝えします。
※今は「陸運局」とは言いませんが、あえて使わせてもらいます。
実際に出頭する回数の違いは?

車庫証明で警察署に行かなくてもいい分、OSSの方が回数が少ないです。
そして一部の陸運局はOSS添付書類オンライン提出サイトが利用できるため、原本提出のための1回目の陸運局出頭がなくなります。
ただし、対応しているのは以下のほんの一部の運輸支局のみです。
- 東京運輸支局
- 愛知運輸支局
- 大阪運輸支局
- 神戸運輸監理部兵庫陸運部
例えば東京都では品川の運輸支局のみで、それ以外の足立や練馬などはこのオンライン提出に対応していません。
(2026年7月現在)
全国運用は令和10年1月からとされています。
このオンライン提出サイトが利用できたとしても、新車検証の受取りに行くときに原本提出が必要です。
データでアップすることにより手続きが進行するというだけで、原本が不要になるわけではありません。
今は先に紙で車庫証明を取得し、その後の移転登録手続きをOSSへ切り替えることも可能ですが、車庫証明のため警察署へ2回、OSSの手続きで陸運局へ2回の計4回出頭することになるため、このパターンでOSSを使うメリットは実質ないと思われます。
必要書類の違いはあるか

移転登録を紙申請する場合に必要な書類は以下の通り
- 旧ナンバープレート
- 車検証原本
- 譲渡証明書
- 新旧所有者の委任状
- 新旧所有者の印鑑証明
- 封印受領証
- 希望ナンバーQR
OSS申請の場合でも、必要書類に全く違いはありません。
委任状や譲渡証明書に記載する内容や、実印が必要な点も違いはありません。
それぞれの書類提出のタイミングは、以下の通りです。
1回目の原本提出時に提出するのはこちらです。
- 譲渡証明書
- 新旧所有者の委任状
- 新旧所有者の印鑑証明
2回目の新車検証の交付のときにはこちらも必要になります。
- 旧ナンバープレート
- 車検証原本
- 封印受領証
- 希望ナンバーQR
車検証と旧ナンバーは2回目の出頭まで提出が不要なので、ぎりぎりまで車両が使えるというわけです。
書類をそろえるタイミング
書類をそろえるタイミングについて、1つお伝えしておきたいことがあります。
紙申請であれば、車庫証明の申請をやっている間に陸運局に提出する書類をそろえればいいのですが、OSSだと車庫証明の申請も移転登録の申請も同じタイミングでしなければならないため、最初にすべてそろっている必要があります。
OSSでは原本提出のための陸運局へ1回目の出頭をしないと、車庫証明の手続きすら始まりません。
OSSで車庫証明に必要な書類自体はすでに提出できていたとしても、です。
希望ナンバーを取得する時期に注意
OSSで申請する際には、希望ナンバーが確定している必要があります。
確定ナンバー情報を入力する必要があるからです。
この時点では希望ナンバーの交付日が到来していなくても車庫証明の手続きは進んでいきます。
しかし車庫証明の審査が終わって陸運局での手続きになった際に、ナンバー交付日が到来していないとそこで手続きがストップします。
手続きがストップすることによる補正指示が届きますが、ナンバー交付日にならないとこの補正ができません。
車庫証明申請が終わるまでは、紙申請よりずっと早いです。
だから全体的に早く手続きが進むのですが、このナンバー交付日で足踏みしてしまうことにならないよう、注意が必要です。
次の記事では、実際にポータルサイトから申請をする上で、つまづいた点をご紹介します。




