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10.92023
サビ菅基礎研修で受講する相談支援従事者初任者研修と相談支援専門員になるための研修の違いとは?
目次
以前、野田市で特定相談支援事業所を開設したときの記事を書いたことがあります。
一般相談支援事業所と特定相談支援事業所は指定権者が違う【野田市の必要書類を具体的に】
相談支援事業所を開設するにあたり、キーマンとなるのは「相談支援専門員」です。
障害福祉施設でいう「サービス管理責任者」といったところでしょうか。
相談支援事業所で相談業務を実際行っていく人です。
誰でもなれるわけではなく、研修の受講と実務経験が必要です。
今回はその研修について。
相談支援専門員になるために必要な研修とは?
「相談支援従事者初任者研修」という研修を受ける必要があります。
各都道府県で実施されていますが、今のところ東京都では年1回の募集です。
残念ながら、令和5年度の募集期間はすでに終わっています。
(電子申請のみの受付で、令和5年7月14日午後5時必着)
もうちょっと募集回数を増やして、機会を設けていただけるとうれしいですよね。
研修の日数
講義部分で2日、演習等で5日の全7日間です。
講義についてはオンデマンド配信による実施です。
(リアル講義でなく、動画の視聴をする)
研修の全7日間はすべて受講する必要があります。
1回でも欠席すると研修修了したことになりません。
次回(翌年)以降改めて申し込む必要があります。
その際すでに受講した研修があったとしても、すべての研修を受けなおさなければいけません。
年1回の実施で研修は秋ごろから始まりますが、修了証の発送は翌年3月中旬ごろとなっています。
修了証が少しでも早くほしい方にとっては厳しいスケジュールです。
受講対象者
研修の全日程を受講できるというのは大前提です。
- 東京都の事業所に所属していること(予定含む)
- 指定相談支援事業所において相談支援専門員業務に従事する方(予定含む)
- 事業所からの推薦がある
- 従事事業所所在地自治体において、実習に取り組むことができること
東京都の研修は、東京都で相談支援専門員として働く人のためだけにあるといった感じです。
他道府県の事業所に勤める予定のある方は、東京都での研修は受講対象外です。
それと同じような考え方で、相談支援専門員として働く予定はないが自分のスキルアップのための受講も、受講対象外となります。
相談支援従事者現任研修を5年ごとに受ける必要がある
一度研修を受けたら、無条件で相談支援専門員であり続けられるわけではありません。
サビ菅の更新研修もそうですが、定期的に研修を受ける必要がある点に注意です。
初任者研修修了後5年度の間に現任研修を受けなれば、相談支援専門員の資格は失効します。
現任研修を受講し忘れて失効してしまった場合は、初任者研修から受けなおすことが必要です。
サビ菅基礎研修で受講する相談支援従事者初任者研修とのかねあいは?
さて、この記事の本題です。
サビ菅基礎研修を受講された方は、相談支援従事者初任者研修(講義部分2日)を受講されたかと思います。
この2日間の研修とは、相談支援専門員になるための「相談支援従事者初任者研修(全7日間)」の一部を受講することになります。
サビ菅には相談支援のスキルも必要なので、その部分の研修も受講することになっているのでしょう。
ですので、サビ菅基礎研修の「相談支援」部分は、サビ菅基礎研修の中で独自に準備された研修内容ではなく「相談支援従事者初任者研修」の一部を受講するカリキュラムが組まれています。
では、サビ菅基礎研修を受講済みであれば、相談支援専門員になるための研修は少なくなるのか?
サビ菅基礎研修を修了した方は「相談支援従事者初任者研修(全7日間)」の講義2日の部分は受講し終えています。
その方が相談支援専門員になりたいと思って「相談支援従事者初任者研修」を申し込んだ場合、講義2日の部分は受けなくていいのでしょうか?
その答えは「×」です。
同じ研修が含まれると思いますが「相談支援従事者初任者研修(全7日間)」を1日目から全日程受講しなければいけません。
その年の相談支援従事者初任者研修を、とおしで受講することが重要なのでしょう。
私がお手伝いしたいお客様
私は、障害者福祉施設を運営している経営者の方を応援しています。
今回の記事の内容すら「知らなかった!」というまだ経験の浅い方。
私が伴走していくので、いっしょにがんばっていきませんか?
「施設を立ち上げたばかりで右も左もわからない。」
「現場にも出るし、事務仕事もやらなきゃいけない。」
「事務員さんを雇うには人件費が足りない。」
私に丸投げではなく、あくまで伴走です。
私もまだまだ勉強中の身です。
経営者様もいっしょに理解を深めていきましょう。
「運営について誰にも相談できない」
「孤独だな」
「わかってくれる人がいないかな」
そんな経営者様がいらっしゃいましたら、私にできるお手伝いをさせてください。
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