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7.112022
行政書士フォーラム出版記念交流会に参加しました。
「行政書士実務セミナー<専門分野選択編>」という
行政書士としてどう生きるか?が書かれた本が出版され、
その出版記念交流会に参加してきました。
目的はただひとつ、名刺交換を少しでも多くの方とすること。
一時間半の中で、15名の方とご挨拶をすることができました。
Twitterで見かける方が多かったです。
私と同じくらいの同期の方だったり、10年以上のベテランの先生とも
名刺交換できました。そしてみなさんフレンドリーに話をしてくださいました。
印象に残ったお話をいくつか。
「目標の決め方」
ある先生はおっしゃいました。
「専門を決めた方がいい、決めない方がいい、いろいろ言われるが
何が正しいかはわからない。どちらにせようまくいく人はうまくいく。
でも、一人この人と(目標を)決めて、その人がやっていることと、同じことをやっていみるほうがいい」
今は情報過多の時代。良い情報も悪い情報もありふれています。
情報に触れることは簡単なことです。ですが、その中から取捨選択するのがむずかしい。
「この人」と決めたらほかの情報を一切遮断するのではなく、ある程度は取り入れていく。
でも広く情報を取り入れすぎるものよくはない、とのことでした。
私は、本能的にそういう方法をとっていると思います。
ひとつこれ、と決めたらそれを指針に物事を進めていく。
行政書士受験生のころからそうでした。
Twitterは、情報量が多くて、質としては恣意的なものが多いと思っていました。
だから情報に一喜一憂することがいやで、一切やっていませんでした。
今も、ある一人の先生のやり方をまねして、仕事の方向性を決めています。
自分に何かが合うと思ったんですね。
その先生に注目したのはTwitterでのある一言でしたが、
その一言は、見事に私に刺さったのです。
「行政書士として10年たったけれども」
その方は静かな方でした。
お話させていただいたときは、新人っぽさはなかったですが
熟練された感じもしなかったのです。
ですが、10年以上もこの業界で生き抜いていらっしゃった。
「熟練された感じがしなかった」とはずいぶんな言い様ですが、
失礼な意味ではなく、いい意味でフラットなのです。
10年もたっていらっしゃるのに、若手と同じようにフレッシュに物事を考えられている。
人の立場にたってお話ができる方なんだな、と思いました。
「10年もたつのに、今でもときどきこういった名刺交換の場に顔を出している。」
それはその人の考え方であり、スタンスであり、雰囲気を作り出すものだと感じました。
私もこういったフレッシュな考え方を、いつまでも持っていたいと思いました。
「ブログを書くなら専門的なことを調べた方が」
とおっしゃった先生。
毎日ブログを更新されている先生なのです。
1000記事を目標に、開業されてからずっとです。
私が「2000文字ブログを更新しています。」という話をした中で、
でも専門性がないんです、というと
「専門性をもったことを調べて、それをブログにしたらいいんじゃないですか?」
とおっしゃったのです。
勉強したことのアウトプットとして、ブログを書く。
それが毎日できたら理想だと思いました。
他にもいろんな方とお話できました。
名刺交換の場
正直、私は社交的ではないし、どちらかと言えばオタク気質だと思っています。
なのでこういった場というのはキラキラしていて、なんとなくまぶしいのです。
はっきり言って苦手。ですが今はせっかくの出会いの場。
コロナ禍でも開催されるリアルのイベント、貴重です。
どの出会いがのちのち何につながるのかわからない、なので積極的にでかけます。
本日も会費を払ってまで人にお会いし、諸先輩方の貴重なお話を聞いたわけです。
こういった場が好きではありませんが、まったく緊張はしていませんでした。
たまたま、数週間前にお会いした方と再会をしたけれども、
誰も知り合いがいなくても、別に気にしていませんでした。
そのために、出会いに行くのですから。
場慣れしてきたせいかもしれません。
ですが、苦手なこういった場に臆せず行くことができる、それはなぜか。
思い当たったのは、開業するときには、こういったことも含めてやる覚悟を決めていたからです。
基本、私は物事を進めるのに、石橋を叩いて叩いて叩き割りそうなくらい慎重です。
いろんなパターンを考えるのです。それをクリアできるのか、ひとつひとつシミュレーションするのです。
だからなかなか行動に進めないのです。
ですが、そういったことも含めて開業を決意したので、
気にせずこういった場にもいけるのです。
セミナーをしようと思ったこともしかり。
それも含めて決意してから開業したので、いざとなったら肝が据わっているのでしょう。
私は勢いが足りず、気持ちだけでは前に進めないタイプです。
客観的に見ても安全であることを確認してから道路を渡るのです。
決意するまでは時間がかかってしまいますが、
いったん決めると今度は勢いで進めるようです。
そんな自分の一面に気づけた一日でした。
それにしても、名刺交換に必死で、
おいしそうなお食事に、ほとんど手を付けられなかったのが悔やまれます。
会費、わりといい値段したのになあ。