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7.232024
台数が多い場合のナンバー交換で気を付けたいこと4(出張封印:トラックの場合)
目次
こちらの続きで第4弾となります。
ナンバー脱着で最低限あればいい工具
※あまり工具の名前を知らないため、画像を参考になさってください。
工具名を間違えている可能性もあります。
基本、ナンバーの脱着はプラスドライバー1本でできます。
旧ナンバーの封印を破るには、封印の上からプラスドライバーを突き立てて止めてあるビスのねじ穴に当たるまで貫通させます。
やり方は人によりけりで、マイナスドライバーで封印をめくりあげていき、ビスが見えてからプラスドライバーではずす方もいます。
前者の方法では、ねじ穴が見えないのでなめてしまう可能性があります。
固着してそうな場合は後者の方法がお勧めです。
後者の方法ですと、マイナスドライバーもあったほうが封印がめくりやすいかもしれません。
今回もそうでしたが、長いプラスドライバーだと、ナンバープレートが付いている角度によって使えない場合があります。
このような場合です。
ナンバープレートを真左から撮った写真です。
角度が上向きだったため、長いドライバーでは入りませんでした。
普通車であればあまり見かけないかもしれませんが、トラックでは奥まった位置にナンバープレートがある場合も。
短いプラスドライバーが活躍しました。
さらに、ビスが固着しており、ねじ山がなめそうであればこちらもあると安心です。
10mmのスパナ?レンチ?です。
今回の車両は車検証を見る限り、そこまで年式の古いものがないはずでした。
(古くても10年落ちくらい)
ですが実際はここまで錆びているものがありました。
やたらとビスの回りがかたいなー、という印象でしたがナンバーをはずしてみてびっくり。
新車で購入されたのかはわかりませんが、平成27年式の車体でした。
また、このように穴が開いて少し浮いている状態のものも。
そしてこんな状態のものもありました。
海に近いところにある車はさびやすいと聞きますが、実際この車がどうだったかはわかりません。
また中古で購入した場合もどこでどのように使用されていたかわからないため、単純に年式で測れないものかもしれません。
どういった状態の車体があるかわかりませんので、準備は必要ですね。
台数が多いからこそ必要な工具
数台であれば問題なくできている作業が、24台ともなると当たり前にできなくなってきます。
今回は2人で作業にあたったため、1人12台をこなしたわけですが、かなりの重労働でした。
プラスドライバーの代わりに
まず、ドライバーをまわすことができなくなります。
手をひねる動作がかなりハードになってきます。
そこで用意したのはラチェット。
手をひねる動作がなくなります。
ビスのねじ頭がなめそうになってもこれなら問題ありません。
高価なものでもないですし、1つ持っていてもいいかもしれません。
さらに欲を言えば電動ドリルがあった方がいいです。
これだと設定したトルクで、どのビスも同じように締め付けることができます。
引用:株式会社マキタサイトより
もちろんコード式ではなく、充電式です。
とにかくこれは持って支えていればよく、腕を使ったりひねったりしなくてもよいため楽です。
「24台くらい…」と思ってなめているとかなりきついです。
これ1台あるだけで、ビスを止めるだけでなく緩めるときにも使えるため、作業も断然はかどります。
なにより体勢がきついんです
ナンバーがある位置ってもちろん車両にもよりますが、トラックの場合は中腰になることが多いです。
できるならばひざをついて作業した方が楽です。
そこで登場するのがこれ。
ひざあてです。
作業場がコンクリートの場合、ひざをついて作業をしているとそのひざが痛くなってきます。
コンクリートではなく土だったとしても同じです。
最初は気にならなくても、台数をこなしていくうちにだんだん痛みが強くなってきます。
だからと言ってひざをつかずに中腰で作業をやると今度は腰にきます。
ナンバービスが簡単に取れるならまだしも、取り外しに格闘する場合は時間も長くなるので必要です。
地べたに座ってしまうというのもアリですが、真夏のアスファルトに座る場合は注意しましょう。
熱さでおそらく長くは座っていられないと思います。
できるだけ楽な体勢で続けないと、すぐに疲れてきてしまいます。
プラスドライバーで封印をやぶるといっても
最初に紹介した、旧ナンバーをはずすやり方。
プラスドライバーで封印に貫通させる場合も、マイナスドライバーでめくっていく場合もそれなりに力がいります。
台数が多くなってくると私の力では封印に傷すらつけられなくなってきました。
疲れて力が入らないのです。
そこで登場したのはこれ。
なんでしょうね?これは。
アイスピックのように先がとがっています。
これで封印に穴をあけます。
そのあけた穴から少しずつ封印をめくっていくのです。
そしてビスが見えたらプラスドライバーなどではずしていきます。
封印を貫通させるのはプラスドライバーと同じなのですが、ドライバーよりさらにとがっているため力が入れやすいのです。
そして小さな穴でもこれを使えば封印をめくっていくことができます。
助手がなんとなく持ってきてくれていた工具なのですが、かなり役立ちました。
本来はなんのために使う工具なのでしょうか。
こまごました工具を持ち運ぶために
ベルトを通して腰から下げていたポシェット。
取り外したビスもためていけますし、スマホも入れておけます。
こまごましたものを車両ごとに運んでいくのは手間なので、腰に下げていると大変便利です。
さて、次で最後になります。
全体を通しての総括です。