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1.252023
行政書士試験の結果発表について、私がツイートしないわけ
本日は、行政書士試験の合格発表がありました
Twitter上で数日前からにぎわっていましたが、本日は行政書士試験の合格発表の日でした。
受験された方は、特別な思いで今日を迎えられたのだと思います。
それぞれに、いろんなドラマがあると思います。
しかし、どの方も学生時代と違い、勉強だけに専念できるという方は少ないかと思います。
社会人受験生が多いこの試験。
働きながら、子育てしながら、介護をしながら、といろんな事情を抱えている方ばかりです。
その中で勉強する時間を捻出し、努力をされてきたのでしょう。
自分もその立場でがんばってきたので、一言では言い表せない気持ちになります。
今年の動向
合格率
年度 | 受験申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和4年度 | 60,479 | 47,850 | 5,802 | 12.13% |
令和3年度 | 61,869 | 47,870 | 5,353 | 11.18% |
昨年とほとんど変わらないかと思います。
実際の受験者数など20人の差しかありませんね。
合格率も0.95ポイントアップしていますが、合格率が高いというほどではないかと思います。
やはり10人に1人しか合格できない難易度。
難しいことには変わりありません。
この試験には受験資格がありません。
ですので、どなたでも受けることができます。
10代から60代以上の方が受験されています。
その中でも多いのは、30代から50代ですね。
合格者の概要
合格者の平均点は197点で、昨年の198点とほとんど変わりません。
その中で、最年長の合格者は78歳の男性。
最年少の合格者は15歳の男性。
申込者でいうなら、最年長は98歳男性。
最年少は8歳の男性です。
私は40代で受験しましたが、自分ならこの年齢で(年少でも年長でも)挑戦できるだろうか?と思います。
8歳だと小学生低学年。
まだ遊びたい盛り。
98歳だとお年を召されて、いろんなことにも億劫になりがちです。
記憶力も、若いときよりは低下しているはずです。
その中での挑戦。
すごい人たちはたくさんいるのだと思い知らされます。
何かに一生懸命になれることは、すばらしいと思います。
魂が光り輝く、私はそんなふうに考えています。
私もメッセージを出したいけれど・・・
Twitterでは「合格された方へ」「残念だった方へ」のメッセージが多く見られました。
フォロワーさんの中には、私も応援している受験生が多くいました。
ですが全員が合格できたわけではなく、残念だった方もいます。
私は、どちらに向けてもメッセージをツイートしていません。
合格者に祝福の言葉をかけるのは、残念だった方になんだか申し訳ない。
残念だった方に、ねぎらいの言葉をかけるのは、私はその立場に立ったことがないのでかけていい言葉がみつからない。
合格する人がいるから、合格しない人が存在します。
その逆もしかりです。
合格できなかった人を思えば、言葉がでない。
なので、私は合格した方にも祝福の言葉をかけられないのです。
うまく表現できないですが。
※メッセージを出した方を、非難するわけではありませんので誤解なきよう。
この資格を活かしてみたらば
私は択一だけで180点を超えていたので、受験した日に合格がわかりました。
1年間、いろいろ我慢して、また家族にも我慢させる状態から解放されました。
が、うきうきしていたのは、試験後一週間ほど。
その後、開業するのかどうかが頭の中でつきまといました。
脱サラしたくてがんばったのですが、いざ受かってみると「ほんとに会社辞めんの?」と思いました。
決断できない日々が続き、ずーっと憂鬱でした。
清水の舞台から飛び降りる、とはこのことを言うのでしょうか。
私は、石橋を叩いて叩いて叩き割りそうな性格です。
すごく迷いました。
覚悟がいりました。
楽しい未来より、悪いことばかりを考えてしまいました。
ですが、家族が背中を押してくれて、3月末にようやく決意したのでした。
今ですか?
後悔はしていません。
まだまだ修行の身で、順風満帆とは程遠いです。
しかし、後悔はしていません。
サラリーマンだったら、1年後もあまり変化せず、どんな生活をしているか予測が立ちました。
ですが、今は1年後はどうなっているか、想像もつきません。
可能性は広がったのです。
4年前に合格した保育士試験では、人生は全く変わりませんでした。
何も活かせていません。
しかし、行政書士試験では人生が変わりました。
「開業した方がいいよ!」とは私は言いません。
人それぞれ。
資格を保有しているだけで、目的を達する人もいるはずですから。
ただ、難関資格に合格できるほどの根性、果敢に立ち向かっていった努力は、大切にもっていて欲しいなと思います。
その力が、これからの人生の自信につながればと切に願います。