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文章にもリズムがある

文章はリズムが大事

読みやすい文章を書きたい私にとって、日々のブログを書くことは修行です。

そんなすぐに、うまい文章が書けるわけではありません。

ですが、少しずつ改善していって読みやすい文章にしたいと思っています。

 

文章を書くにもリズムが大事

文体ってわかるようでわかりづらい言葉。

  1. 文章の様式。口語体・文語体・和文体・漢文体・書簡体・論文体など。

  2. その作者にみられる特有な文章表現上の特色。
    作者の思想・個性が文章の語句・語法・修辞などに現れて、
    一つの特徴・傾向となっているもの。スタイル。
    goo辞書より

本を読むことは好きですが、「この文章は○○さんの文体だ」とまでわかるほどではありません。

ですが、村上春樹さんの本を読んだときは、独特だと感じました。

文章も独特だし、そこで描かれる世界観も独特。

結局、文体とはリズムだと言います。

 

読者が本を読んでいるとき、だいたいどこで区切られるか予想がつくものです。

その予想外に長くなる文章は、読みづらくなります。

書いてある内容はおもしろく、興味もあるのになんとなくリズムが悪くて回りくどく感じて読みづらい。

これはリズムが悪い文章。

すらすら読めない文章。

単純に、センテンスの切り方だけの問題でないこともあります。

一文一文のつなげ方がおかしかったり、話しの展開がおかしいときも何が言いたいのかわからなくなり、リズムが悪くなります。

一文一文をばらばらにして、元の順に並べられないような文章は話しの展開がおかしな文章ということになります。

 

話しの展開は接続詞が重要

話し言葉は、必ずしも展開がしっかりしているわけではありません。

ですが通じます。

それはなぜか。

言葉以外のものがそれを補っているからです。

声のトーン、表情、身振り手振りなど。

普段の会話を切り取って文章にしたら、なかなか通じる文章にならないのではないでしょうか?

もしくは通じたとしても、ニュアンスまでは通じづらいです。

それを補うのが接続詞です。

接続詞がおかしな文章は迷路のようなものです。

適切な接続詞をつかうことによって、言いたいこと(ゴール)までたどり着ける一本道になるわけです。

 

「今日は待ちに待ったデートです」

「とびきりのおしゃれをしました」

 

この2文を結びつける接続詞は「だから」です。

逆説の「しかし」だと、話がどのように進んでいくのかわからない迷路になってしまいます。

 

接続詞を多用する必要はないと思います。

接続詞を入れなくてもつながる文章なのであれば省くべきです。

ですが、入れることによってしっくりくる文章は、それだけで1文かのように、切っても切れないつながりになります。

リズムが整って読みやすくなります。

 

文学的な文章は必要ない

人にわかりやすい文章は、文学的な文章ではないと思っています。

ちょっと小難しい熟語を遣って比喩的な表現をしたって、伝わらなければ意味がないです。

普段のビジネスメールに、すばらしいポエム的な文章が書かれてあったら言いたいことが正しく伝わりません。

芸術的な文章ではなく、正しくシンプルな文章を書く練習をすべきだと思います。

文学的な文章は、あくまで装飾された文章。

ではなく、骨格がしっかりした文章を書けるようすることが大切です。

骨格がしっかりした文章を作れるようになって初めて、装飾された文章が文学的になるのです。

骨格がしっかりした文章、

それがリズムのよい、読みやすい文章です。

 

技術的な話

実際、文章を書いていく上では視覚的なリズムも大切です。

メールをもらってひらいてみたら、句読点が少なくぎっちりと、やたら漢字が多くて黒々として文章は読む気が失せます。

まず、1行に必ずひとつは句読点をいれることです。

それによって、読みやすさが一気に変わります。

次に、画数の多い漢字を遣いすぎないこと。

「憂鬱」「薔薇」「醤油」などです。

別にひらがなやカタカナでもおかしくない単語です。

それを「おかたい文章を書こう」と意気込んでこのような漢字を多用すると、読む側はちゅうちょします。

途中に読めない漢字がでてきたら、なおさら悪い。

ですが、ひらがなばかりがいいというわけではありません。

それはそれで読みづらいので、漢字とひらがなのバランスを考えて書くことが必要です。

 

そして、改行。

私のブログは改行のタイミングが早いです。

ずらっと書き連ねた文章が、賢そうに見えると考えるのは自己中心的。

読んでもらうことが大切なので、いつも読む側を意識して、文章のリズムを整えることを意識すべきです。

 

そして、リズムというからには実際作った文章を、声に出して読んでみること。

そうすることによって、自分が意図するところに句読点が入っているか、また、同じ言い回しがクセのように繰り返されていないかをチェックするのです。

 

自分の書いた文章を「音読」することによって、客観性を持たせることができるのです。

自分の文章を音読することはあまりありませんが、そうすることで新たな発見ができるのです。

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