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訪問系サービスの比較

居宅介護同行援護行動援護重度訪問介護

前回は、居宅介護について書きましたが、今回は訪問系サービスを比較して書いていきます。

今回取り上げる、訪問系サービスはこちら。

  • 居宅介護
  • 同行援護
  • 行動援護
  • 重度訪問介護

 

それぞれのサービス概要

サービス名 サービス費
居宅介護 利用者の居宅において、以下のサービスを行う

  • 身体介護
  • 通院等介助
  • 家事援助
  • 通院等のための乗降車の介助
同行援護 視覚障害をもつ利用者に対し、外出時に同行し、移動のための必要な援助を行う
行動援護 知的、精神障害により行動が著しく困難で常時介護を必要とする利用者に対し、行動の際の必要な援護、外出時の介護、排せつ食事等の必要な援護を行う
重度訪問介護 重度の肢体不自由、知的、精神障害により行動が著しく困難で常時介護を必要とする利用者に対し、居宅においての身体介助、家事援助、相談助言、外出時の介護など総合的に行い、病院に入院している利用者に対して、意思疎通の支援等を行う

 

 

基本サービス費の考え方

サービス名 サービス内容
居宅介護 居宅介護計画に基づいてサービスの提供が行われる。

サービスを提供する時間ごとに算定単位が決められている。

短時間に集中して支援を行う業務形態をふまえて、短時間サービスが高い単価設定になっている。1日に短時間の訪問を複数回行うことで利用者の生活パターンに沿った支援を行うことを目的とする

同行援護 サービスを提供する時間ごとに算定単位が決められている。

1日に同行援護を複数回行うには、2時間の間隔を空けることを要するため、2時間未満の間隔のサービス提供は、1回として算定される。(例外あり)

短時間のサービスを組み合わせることで高単価を算定することは不適切。

行動援護 サービスを提供する時間ごとに算定単位が決められている。

行動援護は提供されるサービスのがおもに日中であるという性格上、早朝、夜間、深夜の加算はない。

重度訪問介護 サービスを提供する時間ごとに算定単位が決められている。

短時間に集中して支援を行う業務形態をふまえて、短時間サービスが高い単価設定になっている居宅介護に対し、こちらは同一箇所でサービスを長時間提供する業務形態をふまえて、1日当たりの費用を勘案し、8時間を区切りとする単価設定がされている。

同一の事業者が1日に複数回サービス提供を行う場合には、1日のサービス提供時間を通算して算定することになる。

 

適応される加算

加算の種類 居宅介護 同行援護 行動援護 重度訪問介護
特定事業所加算
緊急時対応加算
喀痰吸引等支援体制加算
福祉・介護職員処遇改善加算
福祉・介護職員特定処遇改善加算
夜間、早朝、深夜加算
利用者負担上限額管理加算
盲ろう者向け通訳・介助員が支援した場合の加算
障害者支援区分○に該当する者を支援した場合の加算 区分3以上 区分6
特別地域加算
初回加算
福祉専門職員等連携加算
行動障害支援(指導)連携加算   ○※1 ○※2
特定資格者の支援提供の加算    
移動介護加算    
移動介護緊急時支援加算    

※1「行動障害支援指導連携加算」→支援計画シートの作成者が重度訪問介護事業所のサービス提供責任者と連携し、利用者の心身の状況等を共同で評価した場合の加算

※2「行動障害支援連携加算」→サービス提供責任者が「支援計画シート」および「支援手順書兼記録用紙」の作成者と連携し、利用者の心身の状況等を共同で評価した場合の加算

 

 

適応される減算

減算の種類 居宅介護 同行援護 行動援護 重度訪問介護
基本資格者以外の従業者がサービス提供した場合の減算
事業所と同一敷地内の居宅にてサービスを提供した場合の減算
身体拘束廃止未実施減算
支援計画シート未作成減算
入所者に対する90日以上の支援の減算

 

 

補足

同行援護と行動援護の違い

同行援護は、視覚障害により、移動に著しい困難を有する方への支援を行います。

この場合の視覚障害とは、同行援護アセスメント調査票による、調査項目中「視覚障害」「視野障害」「夜盲」のいずれか1点があり、かつ「移動障害」の点数が1点以上の方を指します。

行動援護は、知的、精神障がいにより行動上著しい困難を有し、常時介護を必要とする方に対する支援になります。

障害者支援区分が3以上であって、障害者支援区分の認定調査項目のうち、行動関連項目(12項目)の合計点数が10点以上である方をいいます。

 

夜間、早朝、深夜加算について

夜間は18時から22時、

早朝は6時から8時、

深夜は22時から6時

にサービスの提供を行った場合の加算になります。

行動援護にこの加算がないのは、おもに日中に提供されるサービスという特性上、対象外になっています。

 

緊急時対応加算

介護計画に位置付けられていないサービスを、利用者の要請をうけて24時間以内に行った場合の加算になります。

 

移動介護緊急時支援加算

重度訪問介護のみに該当する加算ですが、同じ緊急でも上記加算とは全く別のものになります。

こちらは、ヘルパーが運転する自動車で利用者を移送する際に、利用者の状況に応じて駐停車をして喀痰吸引や体位変換などの支援を緊急的に行った場合に加算されるものです。

一日に240単位の加算ですので、同じ日に何回対応してもこの加算は240単位のみになります。

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